「――それでは順に報告をしてもらう」

けほっ…けほっ。

「まずは二番隊からじゃ」

けほっ…けほっ。



今は隊主会の真っ最中。
総隊長の長ったらしい挨拶も済み、集会が始まった頃。

言葉を発する度に聞こえる、咳の音。皆、視線だけを動かし元を辿る。

伝わる温度



「けほっ…」

集会場の出口付近、隊列ごとに並ぶ後方に銀髪を咳で揺らし肩を丸くする少年がいた。

皆の視線は無言ではあるが集中する。それに気付いているのであろう少年は、止めようと息を呑むが止まらず。

「っっっげほっ、ごほっっ」

更に大きく。
もう、こうなってしまったら止まらない。視線を気にしつつも、止まるまで咳を出す。

「日番谷隊長、大丈夫かの?」

流石に気になり、総隊長が声を掛ける。それに軽く手を挙げ、大丈夫との合図を見せた。

「……すいません」

何とか収まった日番谷は心配の目を向ける全員に取り合えず頭を下げる。と、パチリと目が合う人物。

日番谷の列の向かい側、眼鏡の奥に瞳を見せる藍染の姿。

皆が安著の顔を見せ視線を戻しているにも拘らず、藍染だけは今だ視線を向けていた。

藍染の視線を気にしつつも、止めたくても止まらない咳と格闘する事、数刻。日番谷の横に居る京楽も何度か様子を伺ってくる。

瀞霊廷一強がり。
そう言っても過言ではない日番谷は、心配する言葉を無視して総隊長の話に耳を傾ける。やれやれ、そんな感じで溜息を吐く京楽を見るのは何度目か。





「以上で解散する」

日番谷の体を気遣って、何時もよりも少しばかり早めの解散。

そんな人の気を知ってか知らぬか、少年はほっと息を吐いてさっさと集会場を後にする。


けほけほと咳き込む音が、本人の居ない部屋に響いた。





「日番谷はん!!」

部屋を出た直後、面倒臭いヤツの声。振り向く事はせず、取り合えず足だけを止めた。

「風邪酷いん?」
「別に」
「ずっと咳き込んではったから」
「大丈夫」

本当に可愛くない子供だと思う。少しくらい甘えたって罰は当たらないだろうに。どうして何時も眉間に皺を寄せて睨んで来るのか。

「シロ…」

日番谷の冷たい態度に頭を傾げる男の背後、ゆらりと隊長服を靡かせ少年を呼ぶ。

「熱は?」
「……無い」
「薬は呑んだ?」
「風邪なんて引いてねーよ」

あらら。
恋人さんにも変わらずの態度。寧ろ僕より酷いかも…。

日番谷は自分の後方に立つ二人の男を交互に睨み、ふん、顎を上げ外方を向き帰って行った。

勿論、咳をしながら。



「素直やないなぁ」
「全く」
「でもそこが可愛いねんけど」

頬に手を当て、ニンマリと口角を吊り上げる狐。その言葉を聞いて、別の意味で口角を吊り上げる男。

冷たい風が抜ける、微妙な間。

「『僕』の『恋人』を可愛いなんて……光栄だね」
「その言い方腹立つわ〜」
「いやいや。ギンに言われる程では無いさ」

廊下の真ん中を塞いで、藍染と市丸は笑顔で火花を散らしていた。





「けほっ…」

十番隊執務室に戻った日番谷は額に手を添え、肘を付く。体全体が薄らと汗ばんで気持ち悪い。

机に座り俯いていると、

「隊長…いい加減救護室行って来て下さいよ」

日番谷の戻りを確認して給湯室に篭っていた松本は、少し困った顔を見せながら机へと茶を置いた。

「大丈夫だと言っただろ……?」
「そんな咳して良く言えますね」
「咳くらい誰でもする」
「……へりくつ言うのは子供の証拠ですよ」
「なっ?!誰が子供だっ」
「隊長の事です。へりくつ言ってすぐ怒る」
「てめっっ!」

ガタガタッ。
凄まじい勢いで椅子の引かれる音。
小さな手のひらを机に叩きつけ、大きな瞳は怒りに開き、真っ直ぐに威嚇しながら松本を睨む。

「もう一週間近く咳出てるじゃないですか!私の心配は迷惑ですか?おかしい事言ってますか?」
「要らぬ心配は迷惑だ」
「要らない心配なら私はしません。大切な隊長の事だから言ってるんです」
「――っっ!!」

二人とも珍しい程に大声を出して、息も荒げに口論は止まらない。

松本が心配してくれているのは判ってる。休まなくてはいけない事だって判ってる。

だからって書類が待ってくれる訳も無くて、風邪引いた位で休む隊長なんて何処にいる?そんな事したらどうせ皆は餓鬼だと笑うんだろ?だから休まない。
いや、休めない。

「もういいっっっ!!!!!」

バンッ!!!!
大きな音を立てて襖は閉められた。



「隊長の馬鹿……」

一人残された松本はバサリ、髪をかき上げ溜息を落とした。





ダンダンダンッッ。
けたたましい足音を立て、熱と苛立とで真っ赤になった顔。
日番谷は突き進む。周りになんて目もやらず、向かう目的なんてある訳も無く。

そんな事は関係ない。
怒りに任せ、ただ突き進む。



「松本のヤロウ好き放題言いやがって!」

頬を膨らまし、本人には言えないがそれは本当に子供の様で。

ふと、目の前には救護室の掛け看板。ピタリ足を止めそれを睨み付ける。

「誰が薬なんて飲むかっ!」

大きな溜息を吐いて、部屋とは真逆の方へと向きを変える。





「シロ」

苛立ちに肩を上げる日番谷の後方から、聞き覚えのあるその声。

「藍染…」

振り返れば、少し困った顔を見せる藍染の姿。

「風邪を長引かせて如何する」
「……」
「余り心配を掛けさせないでくれ」
「……っ」

一歩、また一歩と少年の元へと近付く藍染はお得意の笑顔なんて何処へやら。真剣な眼差しを含み、少年を抱き締めた。

「………ったよ…」
「え?」


「誰が心配しろって言ったんだよっ!!」


バシッ!
その大きな腕を振り解き、日番谷は藍染の胸中から逃げた。

「………勝手にしなさい」

溜息を吐いた藍染はそう一言吐き捨てると、少年から視線を逸らしそのまま歩いて行ってしまった。



藍染は振り返る事無く廊下を歩く。そのまま角を曲がり、日番谷の視界から消えた。

「……馬鹿藍染っ」

悪態を吐き未だ藍染の姿があったその方向を見つめ、無言で下唇を噛み締める。

「けほっ…」

どんな時でも咳は止まず、思い通りに行かない苛立ちが増幅する。

「げほっ、げほっっ」

背を丸くして咽た様な咳。銀髪を激しく揺らし、しゃがみ込む。

「……気持ち悪ぃ」

最近は嘔吐感が止まらない。付け足し、今は眩暈までする。

なんかヤバイかも……。

グラッ――…視界が一気に歪みだす。グルグル、グルグル、顔から血の気が引くのが判る。

白色、灰色。
最後は黒。

ドサッッ……体重の無い音。それでも廊下に響く、何かが落ちた音。



「シロっっ!!」

遠のく意識で、俺を呼ぶ声。
日番谷は廊下に倒れていた。

額には脂汗が滲み、体温は高く、呼吸は酷く荒い。
少年は自分を呼ぶ人物を確認しないまま、閉じた瞳は深く瞑られ開く事は無かった。





カチカチカチ――…カタタッ。
不定期な物音。昼の日差しが差し込む白の部屋。

そこに動く人など居らず。
ポタリポタリ、点滴だけが静かに落ちる。



「ハァッ…ハッ…」

荒息を吐きながらベットに横たわる少年。意識は朦朧と、目も翳む。

薄い意識の中で聞こえた声、それはこの室内の外から聞こえていた。
だが詳細までは聞こえず、しかしその声は何故か日番谷を安心させた。

暫く耳を傾けて、呼吸も少し落ち着いてきた。
瞼が重くなり、再度眠りの中へ。





ガラッ―……襖の引かれる音。
ヒタリ、ヒタリ、眠る少年の元へ。

「ゆっくり、お休み…」

枕元へと体を寄せ、少年に注ぐ太陽の光。暖かなそれは見守る様に包み込み、額へと添えられた手はサラリ、髪をかき上げ離れていった。

再び閉まる、襖の音。部屋は眠る少年一人となった。





頭がくらくらする。喉も焼ける様に痛い。熱のせいか体が酷く重い。

「っハァ、ハッ……ゲホッ」

日番谷が救護室に入ってから既に三日が経っていた。
皆一様に心配して見舞いに来るも、魘される少年を見るのが辛いのか直ぐ帰ってゆく。

熱は下がる事無く、平行線。呼吸も荒く、薬を飲まないと眠れないほど。



『シロ……』



風が吹き抜けたかの如く、囁く様に届いた声。勿論返事なんて出来る余裕も無くて。



『早く治るといいね…』



どの位の時間が過ぎているのか、魘される少年は時折聞こえるその声に安らぎを覚え。



誰……?



目を開けて確認すればいいだけなんだけど、声に耳を傾ければ襲ってくる睡魔に意識は奥へと引き擦り込まれる。
遠のく意識で肌に伝わる暖かな温もり。それは自身の熱ではなく、もっと気持ちの良い体温。

握られた手が落ち着きを与えてくれる。



その後も毎日、頻繁に訪れるその人。必ず右の手を握り締め俺に話し掛ける。
目を開けた時には既におらず、俺は一人窓の外を眺めた。





そんな日々を何日か繰り返し。

「熱は下がったみたいですね」

水銀の入った体温計を覗き、卯ノ花が一言。

「今日一日ゆっくりされたら、明日からは執務再開できますよ」
「良かった…」

あんなに白かった表情も明るさを取り戻し、日番谷はベットから身を起こし座っていた。

「食欲はありますか?」
「はい」
「では朝食を持ってきますので、お待ち下さいね」

そう言うと、卯ノ花は椅子から立ち上がり部屋から出て行った。
また日番谷一人となった救護室。

一週間振りに体を起こしたせいか、あちらこちらが軋む様に痛い。ん〜、体を伸ばす様に背伸びして深呼吸。
咳は出ない。喉も痛くない。頭だってスッキリしてる。もう完全に回復した。

窓の外を眺めれば、相変わらずの風景。

「……そう言えば」

日番谷が思い出した様に口を開くと同時に、卯ノ花が盆に朝食を乗せて戻って来た。

「どうぞ。ゆっくり食べて下さいね」

優しい笑顔を含んで、卯ノ花はベットに備え付けのテーブルの上に朝食を置いた。

「……俺が寝てる間、誰か来ました?」
「ええ。皆さん心配してましたよ?特に……藍染隊長が」
「藍染が…?」
「はい。毎日、何度も様子を見に来られてましたから」
「毎日…」

耳だけを卯ノ花に向けて、日番谷は無意識に自身の右手を見つめる。



憶えてる、その温もり。
魘される俺を安心させた、大きな手。



「今日は来られそうに有りませんが…」
「え?」
「藍染隊長は昨日決まった現世への討伐に行かれましたから」
「……そうですか」





その日一日ゆっくりと休んで、本日が久し振りの執務再開。身嗜みを整えて、気持ちを引き締めいざ、襖を開け放つ。

ガラッッ――……。

「っっっ隊〜長〜〜!」
「のわっっ?!」

豊満なボディーの突進。避ける隙さえ与えられず抱き締められ、右に左にと揺さ振られた。

「ままま松本っ!!?」
「あ〜んっ隊長ー!良かったーー!」

半泣きで喜ぶ松本に、日番谷は漸く笑顔を見せる。

「迷惑掛けたな。……色々と」

少し照れた様に話す日番谷。最後に言った言葉は消えそうな程小さく言われ。

「ああ、あれですか?別にいいですよぅ!隊長が素直じゃないのは何時もの事ですから!」
「……おい。何時もは余計だ!」
「まーまー怒らない!病み上がりは安静が一番ですよ」

暫くの間、日番谷が休んでいた間の事を話したり、じゃれたり。お昼も一緒に食べ、午後からは本格的な執務を開始する。
休んだと言っても一週間程度なので勘は鈍る事はなく、順調に書類の山は減っていった。

「…そう言えば。藍染隊長とお話出来たんですか?」
「……してない」

俯き加減に。その名を出した途端、少年に影が射した。松本は敏感にそれを受け話題を変える。

そして何時もより少し休憩を多く取りながら執務をこなしてゆき、時刻は日が沈む夕刻となっていた。





「……あ」
「帰って来たみたいですね」

僅かに揺らいだ空間に、二人は顔を上げて窓を見た。姿こそ見えないものの、その霊圧はしっかりと本人と知らせてくれて。

明らかに落ち着きの無くなった日番谷を、松本は見逃さなかった。でもここで声を掛けたところで素直じゃないこの子供は部屋を出る事は無いだろう。

ってな訳で。
大好きな隊長様を早くあの人の元へ行かせてあげる為、金髪をサラリとかきあげ松本は残り僅かな書類の整理を開始した。





「っっはい!終ったーーー!」

バンッッと勢い良く机を叩く音。それと共に立ち上がり、驚きに目を開く少年の元へ。

「松本?!」
「終わりました!さ、どうぞっっ!」

何が?
そう言いたげな顔を見せる日番谷。
何がじゃない!!
貴方の為に面倒な書類を片付けたってのに!

喉元まで来ていた苛立ちを笑顔で押さえ、松本は静かに告げる。

「隊長、用事あるんでしょ?」
「あ…!」

思い出したのか何なのか、勢い良く引かれた椅子は壁に突き当り止まった。

「いってらっしゃ〜い」

松本の声は少年に届く事は無く、一人残された執務室で軽く手を振り見送った。





軽い足音が廊下を駆ける。
音の主は目的の場所まで余所見をせずに突き進む。


―――ドンッッ!!


丁度、曲がり角に差し掛かった時だった。目の前が突如黒くなり、避けれる訳も無くぶつかった。その反動で後ろへと揺らぎ、踏み込めないまま少年は体制を崩す。

「うわっ?!」

床まで後僅か。そんな時、伸びてきた腕に日番谷の細腕は掴まれ引き起こされて。

「おっと。すまない」

同時に聞こえてきた声は、今は最も求める人の声だった。



「……藍染」



「……熱は下がったみたいだね」

片手に書類の束を、もう片手は日番谷の腕を。
藍染は眼鏡の奥に優しい瞳を見せ、微笑んだ。

「藍染…」

驚いた表情を見せる日番谷だったが、それ以上に眉を下げ何かを求める眸をしていて。
藍染はクスリと口を緩ませ、少年の頬へキスをした。

「……僕の部屋で待ってなさい」

それだけ。
だが日番谷は頬を染めながらもコクリと頷き、藍染の元を離れて行った。





ゆっくりと歩を進める足音。
ゆっくりゆっくりと、それは襖の閉められた自身の部屋前で止まった。

「待たせたね」

ぱふっっ――…襖を開けるなりの衝撃。下を向けば、逆毛た銀髪が己の腰元にくっ付いていて。

「シロ?」
「……」
「お〜い」
「……」

入り口の前で立ち往生の藍染。

困ったな…。
そう想いながらも、このような行動を取る少年が愛おしくてたまらない。

「藍染、ごめん…ね……」
「……今日は随分と素直だね」

未だ腰にしがみ付いて、一向に離れる様子は無い。

「迷惑…掛けたから」
「迷惑?」
「俺が寝てる時…藍染が来てたって聞いた」

小さな声で話す少年を腰から離し、藍染は片手で抱え上げ唇を重ねた。

そのまま後ろ手で襖を閉めて、これで漸く二人きりの時間。

「俺が直ぐに薬呑んでたら…」
「うん…」
「そしたら迷惑掛けなかったのに…」
「うん…」

少年が口を開く度に、振れるだけのキスをして。それが恥ずかしかったのか、日番谷は藍染の首に抱きついて顔が見えなくなってしまった。

立ったまま抱えていた日番谷を畳に降ろし藍染もまた、膝を曲げてそこに座った。

おいで。
膝をポンポン。そんな合図を見せれば素直に従う少年。
跨るのを確認して、再度抱き締める。

「シロは僕の事好き?」
「好き…」
「僕もだよ」

先程から何度もしているキスだけど、今重ねているのは久し振りな深いキス。
まだ不慣れな少年の舌を何度も舐めて、絡め取り。無意識に逃げようとする体を固定した。
何度も向きを変えて荒々しく、案の定日番谷の翡翠はトロンと艶めいて頬は朱に染まり、口許からは飲み込めなかった涎が光り吐息は甘く、扇情的。

藍染は自身の羽織を脱ぎ捨て次に少年の袴へと手を掛けた。勿論、驚いたのだろうビクリと肩を揺らしたが、抵抗は無く。下腹部を露にした日番谷はそのまま畳へと寝転がった。

覆い被さる様に後を追い、二つの影は一体となった。





「ぁっ…はぁっ…」

彼の良いトコを知り尽くした藍染の指が。

「いやっ…ああっ…!」

バラバラと少年の中を荒らしてゆき、先走りの液がテロテロと太股を伝っていた。

顔を真っ赤にして、限界なのか指を咥えたそこが小刻みに震えだす。

「あ…んぁっ…だめっっ……!!」

予想通り、白濁の液を自身の腹部へと放った少年。荒い呼吸で僕を見詰めるその眸が、尚も僕を求めていて。

「入れるよ…」

時間を掛けて慣らしたそこへ、大人のそれが割り入る。
対格差のせいか、少し苦しそうな顔を見せる日番谷だったが直ぐに快楽へと表情を変えて。浅く、深く打ち付ける度に、甘い嬌声を漏らし始めていた。

一週間以上関係どころか触れる事もしていなかったせいか、日番谷はいつも以上に藍染の体を求め、その小さな手で藍染に振れようと空を切る。

「あぁっ…あぅっ…はっ……」
「シロ…愛してるよ」
「やっ…藍染っっ…!」

余りに必死に腕を伸ばしてくる日番谷に、藍染は動かす腰を休めて手を伸ばし答えた。

キュッッ。
日番谷の唐突な行動。

藍染の伸ばした手を掴み、頬の横へ。ポロポロと事情の涙が、手に伝い落ちる。

「藍染の手、暖かい…この体温だけ眠ってても憶えてた……」

ほんと、可愛いな。
藍染はそんな事を考えながら、頬を伝う涙を舐めた。勿論、擽ったそうに首を縮めた日番谷だったが、そのまま顔を藍染の元へ寄せて初めてと言っても良い、自身から唇を重ねてきた。

深く深くキスをして、同時に達した二人は寄り添って布団の中。

スヤスヤと気持ち良さそうに眠る日番谷。



明日から、また素直じゃない君に戻るのかな…。



そんな事を考え、微笑。
少し肌蹴た布団を直してやり、藍染もまた少年を抱き締めながら眠りに付いた。

End


藍染は市丸と違う大人。どっしりとした余裕と懐が最高の魅力。
と私は勝手に思ってます(笑)

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